京都で直球農法談義

たねの日 3粒目

京都堺町画廊にて「たねの日 3粒目」が開かれました。

たくさんの方が無農薬の野菜や自家採種のタネに興味を持って訪ねてくれました。

午後からは農法について話し合いを持ち。タネの交換会も開かれました。

世の中に沢山の農法があります。

どれが正しいとか、間違っているということは全くありません。

元気な土、元気な野菜が目安です。

その元気な土を永続的に維持するにはどうしたら良いかを考え務めるのが農家の努めです。

人間は大地から離れて生きてはいけません。

水と太陽なしでもまた生きていけません。

人は人の手で作り出すことのできないものに命を支えられています。

しかもいつもただで頂いているのです。

その大地を空気を水を汚してしまっている。

このまま愚行を続ければ間違いなく近いうちに人類は滅びるでしょう。

悲しいことに現在使われなくなった田畑に太陽光パネルがあちこちに設置されているのが見受けられます。

20年後に大量に危険なゴミを背負わされることになるのにかかわらず。

自然エネルギー、再生可能エネルギーという

なんとも聞こえの良い名前のもとに、命を支える大地が死んでゆく。

まずは無駄なエネルギーを使わないところから始めればいいのに

大量に使うことを前提に「足りない」「原発より安全だから」と。

パネルにはダイオキシン、環境ホルモン、放射性物質は使われています。

子供や孫のこと、そのもっと先のことを考えていま行動しなくてはいけません。

端的な儲け話にはみんな罠があるのです。

田畑を使わないなら、無農薬で大地を守る意欲的な若者に貸してあげて下さい。

そして、元気な大地から育ったものと交換して下さい。

人間も健康が1番の宝です。

健康であればなんでもできます。

病院に通って化学物質(毒物)である薬をもらって飲むのは

大地に化学肥料を振りまき、農薬で病気を抑えるのと同じ構図です。

ほんとうの健康を薬物で取り戻せるでしょうか?

生きた大地から育った、生きた食べ物こそが本当の薬です。

農家の人はもっと大地に耳を澄まして欲しい。

それは大変なことではなくとても楽しいことです。

大型機械に頼ってばかりいては聞こえない声に大地は溢れています。

農は楽しい職業です。

そしてとても大切な職業です。

もっと胸を張って美味しく、人々を健康にする野菜(薬)を育ててほしいと思います。

やり方は人それぞれでいいです。

大地と野菜に真剣に向き合っていれば、きちんと応えてくれて、自ずと素晴らしい結果に結びつきます。

生きることを楽しむ、大地を愛する百姓がどんどん増えてくれことを祈っています。

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コメント: 3
  • #1

    中川 直美 (水曜日, 01 3月 2017 10:22)

    いつも池添さんの言葉を読むと、心打たれます。。こんな身近に幸せがあることに気づかない人たちが溢れすぎていて。。とは言っても、私も最近までわからなかったのですが笑 田舎に戻ったことで、自然が教えてくれました。”これじゃん、私が探してた幸せ!” いつの間にやらどっぷりはまってます。笑 これからもどんどん発信してください!

  • #2

    米ディゆきこより (火曜日, 07 3月 2017 15:31)

    お久しぶりです!変わらずご活躍のご様子に胸が踊ります♪なかなかお会いできなくてもいつもずっと応援し続けています。ますますのご活躍とご家族のご多幸を心よりお祈りしております。ありがとう!!

  • #3

    時芽輝農場 (金曜日, 10 3月 2017 17:37)

    みなさん、ありがとうございます。
    生きている限り誰かの役に立てることは本当に幸せなことです。
    いつでも大地に戻れるように。
    本当に大切なことは何か?を自分に問い続けることを忘れていけませんね。
    「当たり前の日常」をまず丁寧に生きることが身近で1番自分にできる世界革命の1歩だと気付かされます。